校長挨拶
青稜中学校・高等学校 校長からのメッセージ
という理想像は、
時代と共にどんどん変わっていく
「社会に貢献できる人間」 という理想像は、
時代と共にどんどん変わっていく
本校がここ品川区二葉に創立したのは、今から86年前の1938年のこと。当時は女子校の商業高校で、今とは似ても似つかぬ姿をしていました。100年にも満たない歴史の中で、私たちは、少し珍しいほどに変化と変容を重ね続けてきたと言えるでしょう。
それでは何故、私たちは変わり続けてきたのでしょうか。「国に言われたから?」…違います。「経営者が変わったから?」…違います。「流行りだったから?」…違います。正解は、本校の【建学の精神】の中にあります。
私たちは、「社会に貢献できる人間の育成」を【建学の精神】として掲げています。しかしながら、「社会に貢献できる人間」とは、一体どのような人のことを言うのでしょうか。勉強ができる人、コミュニケーション力がある人、思考力がある人…様々な意見があるかと思いますが、間違いなく言えることは、この「社会に貢献できる人間」という理想像は、時代と共にどんどん変わっていくということです。
86年前の理想像と、2024年の理想像は、当然ながら大きく異なります。また、生徒の皆さんが入学してから社会人になるのは、7年もしくは10年も未来の話です。10年前、GAFAやシンギュラリティ、SDGsといった今では常識となった重要キーワードを知る人が、果たして世界にいたでしょうか。不確実性の時代と言われて久しい現代ですが、その変化のスピードは、確実に速くなってきています。
変わりゆく世界の中で、私たち青稜は、これまでの86年間同様に、今後も未来を見据えながら自分たちを常にアップデートし続けて参ります。もちろん、それは前向きな変化です。社会の流れに身を任せ、受け身的に変わるのではなく、いかなる状況でも希望を持って挑戦的に自らを変えていく。そして、その気持ちを持った人間を育てることこそが青稜教育の本質であり、これからの「社会に貢献できる人間の育成」だと考えています。
CHANGE
変化
変化への渇望
CHALLENGE
挑戦
挑戦への熱狂
CONTRIBUTION
社会貢献
貢献への意欲
この3Cが青稜生の行動目標となるよう、私たち教職員は今後も全力で教育に取り組んで参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。